開発環境現状確認 2026年9月

2026-09-13 公開

コーディングエージェントの普及とそれを使ったプラクティスの開拓や拡大により、最近の開発環境は数年前とはずいぶん様変わりしました。2026年始めには現状確認を共有する人が多く見られましたが、ここ数ヶ月で私の手元もかなり変化したため、その内容を書き記しておこうと思います。

開発マシン・OS

個人で持っているマシンはM4 Mac miniのみで、macOSが基本的な環境になっています。Apple信者なので、これからも少なくとも1台はMacを持ち続けると思います。

また、Hermes AgentをホストするためにVPSを契約し、OSはNixOSにしています。dotfilesや個人プロジェクトの開発環境用にNixを使っているのですが、次にLinuxを触るときはNixOSにしようと思っていました。このVPSにはHermes Agentの他にClaude CodeやOpenCode CLIもインストールしています。iPad ProやiPhoneからSSHしてコーディングできる状態です。

エディタ

昨年頭ごろまではVSCodeを主に利用しており、時折Neovimを使っているような状況でした。ReactやNext.jsを使ったWebフロントエンドが主戦場の私にとって、VSCodeは長らく主力の武器でした。しかしコーディングエージェントの台頭により、その地位は大きく揺らぎつつあります。Cursorを試している時期もありましたが、Claude Codeの登場を機にCLI型のコーディングエージェントが私の中心的なツールになっていきました。

CLI型のエージェントを使う機会が増えるにつれ、ターミナルに籠る時間も長くなりました。必然的にNeovimを使う時間も増え、今ではNeovimがメインエディタです。

Neovimはそこまでゴリゴリにカスタマイズしているわけではなく、補完・fuzzy finder・ファイラープラグインを中心に少ない設定で使っています。

ターミナル

後述するターミナルマルチプレクサが作業単位の分離の主軸になっているため、ターミナルへのこだわりはそこまでありません。タブ機能やペーン機能はマルチプレクサ側で賄えてしまうので、ターミナルアプリ側の機能を使うことはまずないです。

少し前まではAlacrittyを使っていましたが、今は気分でGhosttyを使っています。特に不満はないですね。

Ghostty

Ghostty is a fast, feature-rich, and cross-platform terminal emulator that uses platform-native UI and GPU acceleration.

ghostty.org
Ghostty

ターミナルマルチプレクサ

エンジニアとして物心ついた頃から、ターミナル上でtmuxとVimを華麗に扱う先輩をお手本にしてきました。そのためtmuxはずっと使い続けています。リポジトリごとにtmux sessionを作成し、ghqとfzfを組み合わせて作業リポジトリを瞬時に切り替えられるような、よくある構成です。

tmuxは十分枯れており、プラグインを入れればかなり柔軟になんでもできます。ただ、コーディングエージェントにデフォルトで対応した後発のターミナルマルチプレクサと比べると、快適さでは正直見劣りするなと感じています。しばらくはhiroppyさんのtmux-agent-sidebarを使っていました。

herdrはコーディングエージェント連携をネイティブに内包したターミナルマルチプレクサで、かなり気に入って使っています。各種コーディングエージェントに対応しており、agentパネルでコーディングセッションを一覧できたり、git worktreeを前提とした機能も備えていたりします。カスタマイズ性に乏しいものの、CLIによる操作やエージェント向けのスキルの充実など、それを補って有り余るデフォルトでの快適さがあります。しばらくは愛用し続けると思います。

Herdr: the runtime coding agents run on

Run them anywhere. Leave them running. Herdr holds real terminals open so your agents keep working when you close the laptop, and gets you back in from any tty.

herdr.dev
Herdr: the runtime coding agents run on

コーディングエージェント

Maxプランが出た頃からずっとClaude Codeを愛用しています。使い続けている理由は、Claudeモデルの挙動が自分の性分に合っていること、そしてハーネス部分でのAnthropicの工夫を興味深く感じていることです。業務・個人を問わず主力ツールとなっています。

ここ最近はOpenCode Goを契約してOpenCode CLIも触っています。どちらかというと昨今話題のKimiやGLMなど中国製オープンウェイトモデルを試す目的で契約しており、主力というわけではないです。ただ、VPS上にホストしているHermes AgentのモデルプロバイダとしてもOpenCode Goを使っています。

ブラウザ

自称Webフロントエンドエンジニアとして、ブラウザにも触れておきます。今はZenをメイン・Diaをサブで使っています。Arcをこよなく愛していましたが、積極的にアップデートされなくなってから脱出しました。

Zenは柔軟なLive Folderが使いやすく、自分の作成したPRやレビュアーアサインされたPRが大量になってきた昨今においては非常に重宝しています。とはいえこれまでChromium系ブラウザばかりを使っていた弊害か、Firefox系ブラウザで正常に動作しないWebサイトや拡張機能に苦戦することもまれにあり、Diaを併用することでなんとかしています。ここ最近のDiaはArcの機能を吸収しつつあり、Live Folderやプロフィールの横スワイプ切り替えなど着実に便利になっています。Atlassianへのジョインが決まった際には今後どうなるのかと不安ではありましたが、The Browser CompanyのデザインへのこだわりはAppleのそれと非常に似た部分があると感じており、個人的に応援していきたいです。

まとめ

コーディングエージェントの台頭によって私個人の開発環境が様変わりした状況を記しました。また数ヶ月経つとこれらの環境もまた様変わりしているかもしれませんが、定期的に記録して時代の流れを感じる1つの材料にしていきたいです。